2010年5月1日
中央選挙管理会御中
公職選挙法第1条の主旨徹底に関する申し入れの件
昨今の政局変動のもとで、下記例のように、テレビ放送において、与党・多数党を出席させてその論点を中心に放送し、対立する論点を排除する放送が目立っています。
これは、選挙をゆがめるもので、放送法に違反するだけではなく、公職選挙法の第1条にも違反すると考えます。
貴会および都道府県選挙管理委員会は、公職選挙法に責任を持つ機関であるので、法律にもとづいたしかるべき是正措置をとられるよう申し入れます。
(同文: 都道府県選挙管理委員会)
九条の会「公平な放送を!」サイト管理人
(住所)
佐々木 伸彦
http://koheina-hoso.blogspot.com
[例1 TBSテレビ宛要望内容]
TBSテレビ サタデーずばっと: 公職選挙法違反!
5月1日 コーナー「政界茶飲み話」では、以下の政党を出席させました・
与 党: 民主・社民
多数党: 自民・公明
これらの出席は、普天間基地撤去問題で日本川で代替地手配論、政治の根本問題である日米(密約付き軍事)同盟抑止容認論、消費税増税論の論点を持つ政党であり、これに対立する論点をもつ政党を排除しています。
この放送は、以下の点で問題です。
1.放送法第3条(政治的公平・論点の多角的明確化)に違反。選挙をゆがめる。
2.公職選挙法第1条(公明な選挙で、民主主義の健全な発達を期する)に違反。
1については、局・主要テレビ広告主に改善を求めめます。
2については、公職選挙法に責任をもつ機関として中央選挙会・都道府県選挙管理委員会にしかるべき対処を求めます。
番組では、4月17日放送の例のように同様の違法が繰り返され、改善要望が無視されつづけています。
関係者に、改善を求めます。
2010年5月1日
サイト「公平な放送を!」管理人
[例2 テレビ広告主宛要望内容]
テレビ広告主のみなさま
テレビ放送は、放送法により以下を含む基準によることが求められています。
* 政治的公平
* 論点の多角的明確化
しかし、違反例が多いのが現状です。
局 名 | 番 組 名 | 違反放送日例(その他は省略) |
NHK | ニュ-ス番組 一部の「日曜討論」 | 2010年2月12日① 2009年5月31日② |
「フジテレビ」 | 新報道2001 | 2010年2月7日、4月4日 |
日本テレビ | 太田光の私が総理大臣なら・・・ | 2010年1月29日 |
TBSテレビ | 「時事放談」 サタデーずばっと | 2010年4月4日 2010年5月1日 |
テレビ朝日 | 「サンデ-プロジェクト田原コ-ナ-」 「フロントラインFocus」 「スーパーモーニング」 | 2010年2月7日 2010年4月4日 2010年3月10日 |
テレビ東京 | 「週間ニュース」 | 2009年11月22日 |
2月12日に、NHKで放送法は守られたか?(2)http://koheina-hoso.blogspot.com/2010/02/blog- post_13.html
②NHK 日曜討論「どう止める?北朝鮮“核保有”」 番組は、憲法・放送法を軽視するべきではない!
このような放送は、世論をゆがめます。 政治的に不公平な放送は、「公正な選挙」をゆがめる要因ともなりますから、「公職選挙法・第1条」にも違反します。 当サイトは選管などの関係先にも、上記の例にもとづいて別途注意をうながしています(当サイト「中央選挙管理会」宛申入書参照/同文・都道府県管理委員会)。
局・番組に一次責任があることは当然ですが、スポンサーにも一定の社会的責任があります。 サイト「公平な放送を! (1,2)」では、皆様に改善への協力をお願いいたしております。
◆広告主が、局・番組に関して「政治的に公平」についての改善を求める要望を出す
◆数ヶ月以内に番組に改善がなければ、サイトは番組スポンサーの不買を希望者に呼びかける
◆消費者基本法による苦情処理を求める
この度、上記のNHK以外の局・番組に関して、別途個別に主要広告主の皆様に上記のご協力をお願いすることといたしました。 これは、貴社が特定の番組のスポンサーであるかどうかには無関係のお願いです。
よろしくご協力のほどお願い申し上げます。 (NHKには、別途対応します)
2010年5月 1日
サイト「公平な放送を! 1、2」管理人
同文: 放送倫理・番組向上機構(BPO)、日本民間放送連盟、NHK、各民放局、消費者関連団体など関係先
0 件のコメント:
コメントを投稿